2009年11月14日土曜日

なぜ自らの象徴を大切にしないのか?

2008/03/14 15:46 記 

寛仁親王殿下の手術が無事に成功されたそうで、良かったと思います。


ところで、阿比留瑠比さんのブログで知ったのですが、皇族の方には医療保険が無く、殆どの場合、自己負担だそうです。以下に、皇族の寛仁親王殿下へのインタビューを引用します。


「(皇族には)医療保険がないことですね。病気で何十回も入退院を繰り返していますが、そのほとんどは自費です。先日、転倒して顎を骨折したときも、もちろん自己負担です。癌だけは宮内庁病院では手術できないという理由で、たしか三度目から国(宮内庁)が面倒を見てくれることになっていますが…。」


本当に驚きました。さらに、相続税をはじめ、状況によっては各種税金が皇族から取られていると知って、どうにも不思議でなりませんでした。また、阿比留瑠比さんによれば、天皇家をはじめ、各宮家でもかなり逼迫した財政状態であるそうです。そこで少しだけ調べてみました。


2005年の内廷費(天皇・皇后・皇太子一家の日常生活費)は約3億円です。
1950年の内廷費は、2800万円です。


つまり単純に比較して、この間の55年で約10.7倍になっています。これは物価の上昇に対して妥当なものでしょうか?


その答えを誰よりも知るはずの、国家公務員の初任給で見てみます。
1951年の国家公務員上級の初任給は6500円です。
2006年の国家公務員Ⅰ種(旧上級)の初任給は20万2000円です。
つまり、31倍になっています。


自分たちの給与は31倍にしておきながら、国の象徴として国民総意の元に居られる天皇陛下の生活費は10.7倍にしかしない。


私は怒りを抑えられません。知らなかった自分にも、そして、知っているはずにも関わらず、何もしなかった役人にも。


公務員が考える物価上昇よりも三分の一の増加に抑えられ、しかも医療費は自己負担、相続税は取る、場合によっては住民税や所得税まで取る。いったいどうなっているのでしょう?


憲法第一条に定められた、象徴たる皇室を、彼らはなんと考えているのでしょう。皇室からこの事に要望やクレームが付くことは、絶対に無いでしょう。何も言わないから、放置するのでしょうか。人の傷みなら何年でも平気なのでしょうか。そして自分たちの給与は、しっかりと上げるのでしょうか。


この事実を多くの方に知って欲しいと思います。そして、皇室の方々が、このような問題に悩まされることなく過ごされる事を願っています。


最後に、現在の皇室は、我々国民が必要としてその地位を定めたのです。「この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」 。その皇室をないがしろにして、自分たちの給与だけ考える公務員は、憲法と国民をないがしろにしています。


※なお、皇室がどれほど質素かは、英国王室などの予算や生活を調べればすぐわかります。

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